■前集131項
毋因群疑而阻独見。
毋任己意而廃人言。
毋私小恵而傷大体。
毋借公論以快私情。
群疑(ぐんぎ)に因(よ)りて独見(どっけん)を阻(こば)むこと毋(なか)れ。
己(おのれ)の意に任(まか)せて人の言を廃(はい)すること毋(なか)れ。
小恵(しょうけい)を私(わたく)して大体(だいたい)を傷(やぶ)ること毋(なか)れ。
公論(こうろん)を借りてもって私情を快(こころよ)くすること毋(なか)れ。
多数からの疑いに影響されて、自分の意見を捨ててはならない。
また、自分の意見に拘り、人の意見を排除してはいけない。
自分の小さな幸せのために、大局を損じてはならない。
大衆の人気を利用して、自分だけ良い思いをしてはならない。
つまり、立派な人間は、私利私欲を離れて、主張すべきは主張し、改めるべきは改め、自分の利益より、大衆の利益を優先する。
言い換えれば、活人の使命は社会貢献なのである。
慧智(030520)