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■前集99項

澹泊之士、必為濃艶者所疑。
撿飾之人、多為放肆者所忌。
君子処此、固不可少変其操履、亦不可太露其鋒芒。

澹泊(たんぱく)の士(し)は、必ず濃艶(のうえん)なる者に疑われ、撿飾(けんしょく)の人(ひと)は、多くは放肆(ほうし)なる者の忌(い)まる。
君子、此れ処するに、固(もと)より少しも其の操履(そうり)を変ずべからず、亦(また)太(はなは)だ其の鋒芒(ほうぼう)を露(あら)わすべからず。

無欲な人は、派手好きからは嫌われ、厳格な人は勝手な人からは嫌われる。
上に立つ者がこれらの人間に対応しなければならない時は、自分の哲学を決して変えてはならないが、その矛先を露骨に見せてもいけない。
つまり、下々の者は感情で生きているが、上に立つ者は多少脇を広げつつ、哲学で生きて居なければならないということ。
言い換えれば、活人は、大昔から感情で動く開発途上の者は扱い辛い事を理解しつつ、それを扱える、人格者という形容詞が付いたリーダーなのだ。
慧智(030615)