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■前集95項

問祖宗之徳沢、吾身所享者是。
当念其積累之難。
問子孫之福祉、吾身所貽者是。
要思其傾覆之易。

祖宗(そそう)の徳沢(とくたく)を問わば、吾(わ)が身に享(う)くる所の者(もの)是なり。当(まさ)に其の積累(せきるい)の難(かた)きを念(おも)うべし。
子孫(しそん)の福祉(ふくし)を問わば、吾が身に貽(のこ)す所の者、是なり。
其の傾覆(けいふく)の易(やす)きを思うことを要す。

先祖が遺した恩恵とは何かと言えば、私が今、正にある状態であり、積み重ねてゆくこそが重要だということを思っていなければならない。
子孫の幸せとは何かと言えば、私が残そうとしているものがそれで、傾き易く倒れ易いものだと思っておかなければならない。
つまり、因果応報。全てが変数だからこそ、一生懸命に生きなさいということ。
言い換えれば、活人は何事にも誠心誠意を尽くして対応する人と言える。
慧智(030613)