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■後集16項

従冷視熱、然後知熱処之奔馳無益。
従冗入痢∩蓋絣傅涼翡啓¬最長。

冷(れい)より熱(ねつ)を視(み)て、然(しか)る後(のち)に熱処(ねっしょ)の奔馳(ほんち)に益(えき)無(な)きを知る。
冗(じょう)より痢覆ん)に入(い)りて、然(しか)る後(のち)に涼罅覆んちゅう)の滋味(じみ)、最(もっと)も長(なが)きを覚(おぼ)ゆ。

冷静になってから、熱狂していたことを振り返って考えると、熱に浮かれて奔走していた事が無益であることが解かる。
忙しい状態があったからこそ、悠々とした時が過ごせるような状態になると、それが格別豊かで最高の時であることが解かる。
つまり、達人は、夢中になって何かをした経験があればこそ、それが心にとっては非生産的な状態であることを知っているし、ゆったりした状態の本当の素晴らしさを解かる。
言い換えれば、両極を知った活人のみが、達人としての中庸の素晴らしさを味わえるのだろう。
慧智(030710)