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■前集101項

生長富貴叢中的、嗜欲如猛火、権勢似烈焔。
若不帯些清冷気味、其火焔不至焚人、必将自爍矣。

富貴(ふうき)の叢中(そうちゅう)に生長(せいちょう)するは、嗜欲(しよく)、猛火(もうか)のごとく、権勢(けんせい)は烈焔(れつえん)に似たり。
若(も)し些(いささか)の清冷(せいれい)の気味(きみ)を帯(おび)ざれば、その火焔(かえん)、人を焚(や)くに至(いた)らざるも、必(かなら)ず将(まさ)に自(みずか)ら爍(や)かんとす

上流階級の集まる場所で育った人間は、欲望は猛火のようであり、権力志向は強烈な炎のようである。そのような人間は少しでも清く冷静な気持ちを醸成しないと、他人を焼かないまでも自分で自分を焼いてしまう。
つまり、育ちは環境の影を心に焼き付けてしまうので、自我に芽生えたなら、志をしっかり持たなければ、私利私欲を充足しようと競走社会を煽って自らをも滅ぼしてしまうということ。
言い換えれば、活人はアメリカの上流社会を反面教師としている人なのだ。
慧智(030615)