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■前集14項

作人無甚高遠事業、擺脱得俗情、便入名流。
為学無甚増益功夫、減除得物累、便超聖境。

人と作(な)りて甚(なん)の高遠の事業なきも、俗情(ぞくじょう)を擺脱(はいだつ)し得(う)れば、便(すなわ)ち名流に入らん。
学を為(な)して甚(なん)の増益の功夫(くふう)なきも、物累(ぶつるい)を減除し得れば、聖境(せいきょう)を超えん。

立派な人物となるためには大それた事業をしなくても、下衆な根性さえ捨てれば、そこそこのレベルになれる。
学問で身を立てようとするには、周囲の雑音に振り回され、功績を上げ名声を得ようとせず、物欲を減らして淡々として研究に打ち込めば立派な研究者になる。
つまり、地道な活動こそ活人への道ということ。
言い換えれば、活人は派手な生き方をしてはならないということである。
慧智(030531)