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■前集150項

作人無点真懇念頭、便成個花子、事事皆虚。
渉世無段円活機趣、便是個木人、処処有碍。

人と作(な)るに点の真懇(しんこん)の念頭無くば、便(すなわ)ち個の花子(かし)と成(な)り、事々(じじ)皆(みな)虚(きょ)なり。
世を渉(わた)るに段の円活(えんかつ)の機趣(きしゅ)無くば、便(すなわ)ち是れ個(こ)の木人(ぼくじん)にして、処々(しょしょ)に碍(さわ)り有り。

一人前の人間であるためには、少しは誠実な考え方が出来ないと乞食と同じで、やることなすこと全てが偽りとなる。
世渡りは、物事を円滑に切り回す気転が利かないと、木偶(でく)人形のようで、至るところで差し障りがでる。
つまり、誠実で気転が利く人間だけが、世の中を上手に生きてゆくことができるということ。
言換えれば、活人たる者、偉くなったからといって威張り腐るなということ。
慧智(030623)