« ■前集148項 | メイン | ■前集150項 »

■前集149項

魚網之設、鴻則罹其中。
蟷螂之貪、雀又乗其後。
機裡蔵機、変外生変。
智巧何足恃哉。

魚網(ぎょもう)の設くる、鴻(おおとり)則(すなわ)ち其の中に罹(かか)る。
蟷螂(とうそう)の貪(むさぼ)るや、雀(すずめ)又、其の後(あと)に乗ず。
機裡(きり)に機を蔵(かく)し、変外(へんがい)に変(へん)を生ず。
智巧(ちこう)何ぞ恃(たの)むに足らんや。

魚取りの網を張ると、大きな雁がかかる。
カマキリが餌を取ろうしていると、そのカマキリを雀が狙う。
(世の中は)カラクリの中にカラクリが隠され、異変にも異変が生じる。
(人間の)知恵や企みなど、どうして頼りになろうか。
つまり、世の中というものは、予想に反し、利は損と紙一重だし、生と死も紙一重で、浅知恵などは及びも付かない。だから正々堂々、淡々と真面目に真っ直ぐに生きて行くのが一番良いのだ、と言うこと。
言換えれば、活人は小細工を弄しないことだ。
慧智(030623)