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■前集145項

徳随量進、量由識長。
故欲厚其徳、不可不弘其量。
欲弘其量、不可不大其識。

徳は量に随って進み、量は識(しき)に由(よ)りて長(ちょう)ず。
故に、其の徳(とく)を厚(あつ)くせんと欲(ほつ)せば、その量(りょう)を弘(ひろ)くせざるべからず。
其の量を弘くせんと欲せば、其の識を大にせざるべからず。

人間としての素晴らしさは、心の広さに随って拡張され、心の広さは考え方によって成長する。
だから、人間として完成したいのなら、先ずは心を広くもつこと。
そして、心を広げるには意識を向上させなければならない。
つまり、人間として完成しようと思ったら、心の底からの意識改革しかないということ。
言換えれば、俗人が活人となる道は、自己鍛錬、自律修養以外には無い。
慧智(030622)