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■前集11項

藜口筧(草冠に見る)譌腸者、多氷清玉潔。
袞衣玉食者、甘婢膝奴顔。蓋志以澹泊明、而節従肥甘喪也。

藜口けん腸(れいこうけんちょう)は、氷清玉潔(ひょうけいぎょっけつ)多し。袞衣玉食(こんいぎょくしょく)は、婢膝奴顔(ひしつどがん)に甘んず。
蓋(けだ)し、志は澹泊(たんぱく)をもって明らかに、而(しか)して節は肥甘(ひかん)より喪(うしな)う。

素朴な食生活で生きている者は、透明で清潔な者が多いが、美食豊満な生活を送る者は、下衆な根性で生きている。
思うに、「志」は淡白な生活で磨かれ、飽食な生活により失われてしまう。
つまり、贅沢は敵ということ。
言い換えれば、飽食絶って礼節を知るといえるだろう。
慧智(030531)