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■前集140項

徳者才之主、才者徳之奴。
有才無徳、如家無主而奴用事矣。
幾何不魍魎猖狂。

徳は才の主にして、才は徳の奴(ど)なり。
才有り徳無きは、家に主なくして、奴の事を用(もち)うるが如し。
幾何(いかん)ぞ魍魎(もうりょう)にして猖狂(しょうきょう)せざらん。

人徳は才能の主人で、才能は人徳の使用人である。
才能があるのに人徳が無いのは、主人が居ないのに間に使用人が勝手に振舞っているようなものだ。
だから、化け物出てきて騒ぎ回っても何の不思議はないのだ。
つまり、才能のある人間は、人格を高めないと暴走して手が付けられない存在になりますよ、ということ。
慧智(030621)