■前集139項
悪忌陰、善忌陽。
故悪之顕者禍浅、而陰者禍深。
善之顕者功小、而陰者功大。
悪(あく)は陰(いん)を忌(い)み、善(ぜん)は陽(よう)を忌(い)む。
故に、悪の顕(あら)われたる者は、禍(わざわい)浅くして、隠(かく)れたる者は、禍(わざわい)深(ふか)し。
善(ぜん)の顕(あら)われたる者は、功(こう)小(しょう)にして、隠(かくれ)たる者(もの)は功(こう)大(だい)なり。
悪事は人目に付かないことを嫌い、善行は人目に付くことを嫌う。
故に、露呈している悪事は、わざわいの根はあさいが、隠蔽された悪事の根は深い。
露呈している善の、功績は小さいが、控え目な善の功績は大きい。
つまり、善い行いは、目立たないように、そっと行うのが良いですね、ということ。
言い換えれば、活人の善意は匿名性を本分とせよということ。
慧智(030621)