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■前集129項

吾身一小天地也。
使喜怒不愆、好悪有則、便是燮理的功夫。
天地一大父母也。
使民無怨咨、物無氛疹、亦是敦睦的気象。

吾が身は一(いつ)の小天地(しょうてんち)也り。
喜怒(きど)をして愆(あやま)らず、好悪(こうお)をして則(のり)有(あ)らしめば、便(すなわ)ち是れ燮理(しょうり)の功夫(くふう)なり。
天地(てんち)は一(いつ)の大父母(だいふぼ)なり。
民(たみ)をして怨咨(えんし)無く、物をして氛疹(ふんしん)無からしめば、亦(ま)是れ敦睦(とんぼく)の気象(きしょう)なり。

自分の体は小さな宇宙である。
喜び怒ることに間違いを犯さず、好き嫌いは宇宙の法則に随えば、それが正に調和の働きである。
この世界は、一種の父母のようなものだ。
全ての大衆に不満心を持たすことなく、万物に支障が無いようにすれば、正に和合の姿なのだ。
つまり、マクロの宇宙とミクロの宇宙は相似形で、宇宙の法則や原理原則は人間の世界にも当てはまるり、それが解って実行すれば大安心の世界が完成するということ。
言い換えれば、活人は日常に世界を観る事が出来るし、世界に日常が観える人なのだ。
慧智(030620)