■前集128項
横逆困窮、是鍛煉豪傑的一福鑢錘。
能受其鍛煉則身心交益。
不受其鍛煉則身心交損。
横逆困窮(おうぎゃくこんきゅう)は、是れ豪傑(ごうけつ)を鍛煉(たんれん)するの一副(いっぷく)の鑢錘(ろすい)なり。
能(よ)く其の鍛煉(たんれん)を受(う)くれば、即(すなわ)ち身心(しんしん)交(こもご)も益(えき)す。
其の鍛煉(たんれん)を受(う)けざれば、即(すな)ち、身心(しんしん)交(こもご)も損(そん)す。
逆境や困窮は、十人前・百人前の人間を鍛え上げる錬金術のようなものだ。
だから、成功すれば大きな利益がとなるが、失敗すれば大損なのである。
つまり、不利な条件で育った人間は、大物かどうしようも無い人間かどちらだということ。
言い換えれば、活人には雲泥の差がある友がいる事になるので、用心用心。
慧智(030620)