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■前集127項

覚人之詐、不形於言。
受人之侮、不動於色。
此中有無窮意味、亦有無窮受用。

人の詐(いつわり)を覚(さと)るも、言に形(あら)わさず。
人の侮(あなど)りを受(う)くるも、色に動(うご)かさず。
此の中に無窮(むきゅう)の意味有り、亦、無窮(むきゅう)の受用(じゅよう)有り。

人が騙そうとしている事に気がついても、言葉に出さない。
人から軽く見られていても顔色ひとつ変えない。
このような中に限りなく深い意味があり、限りない懐の深さがある。
つまり、本物の大人にとって、下衆の輩は手の上で遊ばしてあげているようなもので、いつでも潰せるので泰然自若としていろというところだろう。
言い換えれば、活人は孫悟空に対する釈迦の役割が出来なければならないのだ。
慧智(030620)