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■前集125項

霽日青天、倏変為迅雷震電、疾風怒雨、倏変為朗月晴空。
気機何常、一毫凝滞。
太虚何常、一毫障塞。
人心之体、亦当如是。

霽月(せいじつ)の青天(せいてん)も、倏(たちま)ち変じて迅雷震電(じんらいしんでん)と為(な)り、疾風怒雨(しっぷうどう)、倏(たちま)ち変じて朗月(ろうげつ)の晴空(せいくう)と為(な)る。
気機(きき)何(なん)ぞ常(つね)あらんも、一毫(いちごう)の凝滞(ぎょうたい)なり。
太虚(たいきょ)何(なん)ぞ常(つね)あらんも、一毫(いちごう)の障塞(しょうそく)なり。
人心(じんしん)の体(たい)も、亦(また)当(まさ)に是(か)くの如(ごと)くなるべし。

晴れた青空も、一変、雷が鳴り響く、稲が光る空となり、強風と豪雨となったかと思えば、更に一変して、月の綺麗な夜空になる。
大自然とは何と変化に富んで、一瞬たりとも留まることはない。
大空は変化の連続であっても、大自然から観ればほんの一部でしかない。
人間の心の有様もこういありたいものだ。
つまり、何でも、大きく高く広くと視点を拡大してみれば、人間界の変化など小さいものということ。
言い換えれば、活人は、細かい事など見るな、聴くな、気にするなということ。
慧智(030618)