■前集124項
念頭昏散処、要知提醒。
念頭喫緊時、要知放下。
不燃恐去昏昏之病、又来憧憧之擾矣。
念頭(ねんとう)、昏散(こんさん)の処(ところ)、提醒(ていせい)を知(しる)ことを要す。
念頭(ねんとう)、喫緊(きっきん)の時(とき)、放下(ほうげ)を知(しる)ことを要す。
然(しか)らざれば、恐らくは昏々(こんこん)の病(やまい)を去(のぞ)くも、又、憧々(しょうしょう)の擾(みだれ)れを来(まね)かん。
気分が散漫している者は、しっかりと目を覚まますことを学ばなければならない。
気分が緊張している者は、何とかなるということを学ばなければならない。
そうしなければ、散漫を退治てきても、落ち着きの無さを露呈する。
つまり、俗人には心を完全な状態にするのは至難の業ということ。
言い換えれば、活人の心は完全な状態、即ち、無為無心なのだ。
慧智(030618)