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■前集108項

天地有万古、此身不再得。
人生只百年、此日最易過。
幸生其間者、不可不知有生之楽、亦不可不懐虚生之憂。

天地は万古(ばんこ)有るも、此の身は再び得られず。
人生ただ百年、この日最も過(すご)し易し。
幸い、その間に生まるる者は、有生(ゆうせい)の楽しみを知らざるべからず、亦(また)虚生(きょせい)の憂(うれ)いを懐(いだ)かざるべからず。

天地は永遠のものであるが、この身を再び得ることはない。
人生はせいぜい百年で、月日はどんどん過ぎてゆく。
幸いに、この世に生まれた者は、生きている楽しみを知り、無駄に過ごすことの無いように心得ていなければならない。
つまり、百年そこそこの一回きりの人生が無駄にならないように、使命を果たしつつ幸せに生きなければならないということ。
言い換えれば、活人は使命に生きている人なのだ。
慧智(030615)